「英語を勉強する時間がない!」
忙しい社会人にとって、勉強時間の確保は大きな課題です。
学生時代と違って、まとまった時間があまりないため、そう思われるのかもしれません。
しかし、社会人には社会人に適したやりかたがあります。
英語の勉強時間は、工夫次第で想像以上に捻出可能です。
今回紹介する方法は、わたしがサラリーマン時代に実践していた、英語の勉強法です。もう20年近く前のことですが、今でも基本的な考え方は変わっていません。
いずれも、
ちょっとした「スキマ時間を勉強時間に活用」したり、
「日常業務を英語の勉強と結びつける」ことによって、
英語の勉強時間を捻出しており、
現代の多くのサラリーマンの方にも使える方法ではないかと思っています。
通勤前の英語勉強法
NHK BS1のワールドニュース(テレビ番組)
サラリーマン時代、出勤前にNHK BSのニュース番組を副音声で流していました。(今だと、NHK BS1のワールドニュースがそれに近い番組になります。副音声では英語以外にもフランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語など、まさに世界中のテレビ局のニュースのダイジェストが現地の言葉で聞けます。)それを平日の朝、ほぼ毎日のように流して聴いていました。
目的は、耳を馴らすためと、純粋に世界のニュースを見るためです。
番組選びのポイントは、
・2か国語放送
・放送日・時間等のタイミング
・英語学習に関係なく続けられる内容
・飽きない内容(毎回話題が変わり新鮮味がある事)
などが挙げられます。
上記ポイントを参考に、自分に合った番組を見つけてトライしてくださいね!
通勤時の英語勉強法
ヒアリングマラソンのリスニング
これもサラリーマン時代ですが、当時電車(地下鉄)通勤だったので、MP3プレーヤーで英語のリスニング教材を聞いていました。
わたしのサラリーマン時代のリスニング力の大部分は、東京メトロ内でついたと言えるくらい(笑)、電車内でのリスニングは時間・質ともに充実していました。リスニングを充実させるには、良質な教材と、電車内でも快適にリスニングできる環境構築が大切です。
リスニング教材:
会社の補助が出たので、昔から教材の質で定評のある、1000時間ヒアリングマラソン
を使っていました。
最初から1年間のフルマラソンに抵抗がある人は、6ヶ月のハーフマラソンでも同じ教材を使うので、そちらから始めるのもよいかもしれませんね。
リスニング環境:
いわゆる市販の携帯型音楽プレーヤー(MP3プレーヤー)を使っていました。途中でiPodが発売されてからは、iPodも使っていましたが、最近の携帯型音楽プレーヤーは、よっぽど評判の悪い機種でない限り、容量、電池の持ち、音質はある程度確保されていると思います。
どちらかというと重要なのはヘッドフォンの性能です。電車の中で小さなボリュームでクリアな音でリスニングするには、アクティブタイプのノイズキャンセリングヘッドフォンがおすすめです。今でも電車や飛行機では手放せません。
車内の騒音から逃れ、リラックスして静かに英語のリスニングができるので、電車内でのリスニングのモチベーションアップになっています。
リスニング上達のための勉強時間の目安は、1000時間と言われていますが、通勤時の電車内で(平日:行き30分、帰り30分)リスニングするだけで、1か月に約20時間、1年で約240時間勉強することになります。4年ちょっとで1000時間に到達です!
何もしなければ4年後、0時間。毎日の通勤時間に少しずつやっていると、4年後には1000時間近くの勉強量!この差は大きいです。
また帰宅時、車内が空いているときは、上述のリスニングに加えて、モバイルパソコンで英語のニュースサイトを見ていました。今だとスマートフォンがあるので便利ですね。英語のニュースサイトも、興味のある内容をピックアップして流し読みしながら、気になる単語をチェックしていましたが、早く読んですぐに内容をつかむ力がつきます。いつの間にか、TOEICのパート7のリーディング問題を解くのが早くなっているのでおススメですよ。
以上、通勤前・通勤時のオススメ英語勉強法でした。