中学時代にプログレスのBook1~Book3までの英文の大部分を暗唱していたことについて、ちょっと前に述べました。
私の中学時代というと、もう30年以上前のことなのですが、その時にやっていた暗唱のフレーズが、すっかりオジサンになった今でもすらすら出てくるんですよ。あの時は「英語の暗唱なんてめんどくさいなぁ」「英語の暗唱をやって一体何の役に立つんだろう?」と思っていたのが、30年経って仕事やプライベートで外国人と話すときに結構役に立ってます。
英語の暗唱は、当時学校の宿題で出されていました。毎回ものすごい量が出るので最初適当にサボっていたんですが、ある時宿題チェックでやってないのが先生にバレてしまい、それから毎回当てられてチェックされるように…おかげでサボれずほとんど全部暗唱することになってしまいました。
しかし当時の私は、できるだけ家では遊んだり、本を読んだり、学校の勉強以外のことがしたかったので、なんとか短時間で効率的に暗唱できないかと工夫を続けていました。そして、学校にいる時や、通学時の短時間で英語の暗唱ができるコツを、遊び時間欲しさに身につけました(笑)。
30年後も覚えていて役に立っている、英語の長文を効率的に暗唱する5つの秘訣
1.音から入る
とにかく声を出して、音を耳に入れることです。大声でなくても小声で構いません。私は学校にいる時や通学の電車内で暗唱をやっていたので、ささやく位の小声が多かったですが、とにかく声を出していました。
2.シーンを想定する(頭の中でイメージ)
そして暗唱の時は、必ずそのシーンを想定していました。自分なりの勝手なイメージでもかまいません。どんな景色なのか?どんな人なのか?想像力を働かせながら、頭の中でイメージをつくっていきました。
3.リズムで覚える
英語の発音はリズムです。リズムに乗ってきたら、できるだけ早口でリズミカルに発音します。先ほどつくったイメージを頭の中でうかべながら、リズムに乗って早口で何回も繰りかえします。
4.役になりきる
会話文は例えばメアリーさんだったらメアリーさんの役になりきってセリフをいいます。説明文はナレーターになりきります。会話文はできればペアで掛け合いながらやると良いでしょう。
5.何度か繰り返す
せっかく覚えても日にちが経つと忘れてしまいます。2~3日経ってからもう一度やりましょう。何度か繰り返していると、短期記憶から長期記憶になっていくでしょう。